開設者の思い

私がほほえみを始めたわけ

私は9年前に27週で長女を出産しました。NICUでの治療、看護のおかげで脳出血、水頭症、心不全などありましたがなんとか自宅退院することができました。しかし、退院直後は身体も小さく哺乳量も少なく、また慢性肺疾患もあったため自宅での引きこもり生活を送っていました。その時には特に疑問も持たずに必死に生活していました。大きくなるにつれ身体も強くなり、リハビリ目的での入院や療育に通うことが出来るようになりました。リハビリや療育に通うと、いわゆるママ友もでき、様々な情報も知ることが出来るようになりました。そんな中看護師として再就職をし、訪問看護と出会いました。ここでの訪問看護は高齢者を中心に行っていました。高齢者では利用者の家族の「疲れた、助けてほしい」などの声はケアマネージャーさんが聴いてくれ、すぐにサポートすることが出来ていました。
そのような現場を目にするたびに、「身体が小さく生まれた子や、何らかの病気を持っている子を育て、支えているお母さんだって助けが必要なのに・・・」といつも思っていました。そう考えるうちに自分で訪問看護をはじめ、支えを必要としているお母さんたちの役に立ちたいという思いが強くなり、開設に踏み切りました。奄美には子どもを中心とした訪問看護ステーションはなく、私がこれまで培ってきたリハビリや療育、制度などの知識や技術を少しでも皆さまに還元出来ればと思っています。
ほほえみでは、細やかな医療的ケアを必要とするお子さんから比較的元気なお子さんまで幅広く看ています。悩みすぎる前にご相談下さい。

                    管理者看護師 宮田智子